よい段取りのための心構え

2011.11.11

大きい仕事ほど大きい段取りを。むずかしい仕事、手馴れぬ仕事ほど不安は大きいものであり、何やかやと準備に心急ぐものである。ところで、人それぞれの性格もあって、どんなに大きい仕事でも、あるいは逆に小さな仕事でも、同じような段取りをしている人がいるが、これはたいへん要領の悪い話である。段取りは、仕事が大きければ大きいほど、大きな段取り、つまり仕事全体を考えた大枠づくりからしなければならない。また、明日の段取りよりも来月から始まるひとつの工事全体のほうをより正確に把握しなければならない。

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付言するならば、大きい段取りと大まかな段取りとは違う。大きい段取りとは、その仕事全体に関連する主要な準備、もっとも大事な準備という意味である。そのためには、その仕事のポイント(施工目的・主要工法・工期・品質基準・許容原価等)をしっかりと把握しておかなければならない。段取りは、どんなに早くても損はない「まだ早いからそのうちに……」と言う人が多いが、これは絶対おすすめしかねる。どんなに早くても、早すぎるということはあり得ない。「あまり早すぎる」とか「こんなに早いうちにいっても迷惑だから」「忘れられるから……」といった懸念は無用にしたいものである。段取り忘れの大部分は、「そのうちにしよう」と思っていたことを直前になるまで忘れていたり、気がついたときには時期を失していたりということによるものである。「仕事(ビジネス)とは期限を決められた行動である」という格言をつねに思い出してほしい。




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