PCコンクリートの屋上防水改修仕様を考える

2011.09.30

PCコンクリートの屋上防水改修仕様を考えるとき、アスファルト、または防水シートで全面防水している場合は、現場打ちコンクリートと同様の考え方をとっていい。二回目の改修についても同様である。ただ、パラペット天端の防水層張りじまいの処理に十分留意しておく必要がある。パラペット外側の垂直面のパネルジョイントと防水層張りじまいの処理が甘いと、ここから雨水が侵入して、目地を通って住居内に漏水することもめずらしくない。パネルジョイント部にだけ線防水をほどこし、四五センチ角のコンクリート板で断熱材を押えているものは、いったんコンクリート板と断熱材を撤去して、アスファルトか、防水シートで全面防水することになる。その場合、コンクリートパネルと新たな防水層のあいだに断熱材を敷きこむ方法と、防水層の上に断熱材を乗せ、従来のコンクリート板で押える方法がある。平場部分が押えコンクリートで処理されている場合は、事実上、押えコンクリートを撤去するのはむずかしい。押えコンクリートの収縮目地を十分に補修したうえで、防水シートかウレタン樹脂で絶縁脱気型の全面防水をするのが妥当と思われる。いずれの場合も、排水溝まわりの旧防水層は撤去する必要がある。二回目の改修からは、基本的には現場打ちコンクリートと同様の考え方をとっていくことになる。

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