修繕費用の反省点

2011.11.18

六社のなかにはマンションを建てたスーパーゼネコンも入っていた。元施工会社だけに建物の弱点を知っている。管理組合側はそこに依頼したかったが、見積料が他より一割も高い。交渉しても下げる気配がないので断念。修繕工事は次のようなメニューだった。・ゴンドラ作業での外壁の補修と光触媒を伴った塗装。・MLとベランダの防水。・開口部サッシのコーティングのやり直し。・火災を予防するために各戸の排煙ダクトのすす除去。・内廊下の床シートの張り替え、トランクルームの増設、地下の受水槽の蛇口取りつけ(災害時の飲み水取得口)工事期間は八ヵ月、ゴンドラを扱う以外は、一般のマンションの大規幌修繕と変わらなかった。

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悩ましいのは工事費用である。しめて三億円。一戸当たりで一〇万円の負担だ。修繕積立金だけでは足りず、マンション購入時に各世帯が払った「修繕積立基金(三〇万円)」を取り崩した。賛否両論あったが、背に腹は替えられない、と決断している。管理組合は、ゴンドラ作業を発注して「ふたつの発見」があったという。ひとつは「屋上に前もってゴンドラのレールを引っかける金具」を付けておくべきだったということ。ゴンドラは、屋上から地上へ延ばしたレールを上下して作業を行なう。このレールを取りつけるために何度も屋上にアンカーボルトを打たねばならなかった。あらかじめ屋上に手すりのような金具を設けておけば、レールをそこにかけるだけで楽に仕事を進められる。




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