埋立地上に国際ビジネスセンターを移す

2011.12.03

今後若いビジネスマンの住宅がますます都心から郊外へと移っていくとき、都心よりさらに奥まった埋立地上に国際ビジネスセンターを移すというのは、それ自体に矛盾かある。東京都自身、都庁すら現在の丸の内に比べて決して便がよいとはいえない西新宿に移すことを決定して、すでに建設に着手し始めている。財団法人建築経済研究所は「日本経済と公共投資」という公用資料の中で、臨海部副都心構想について、その目玉である東京テレポートすら、横浜や千葉の臨海部に移し、一三号埋立地はすべて住宅地として開発するように提案している。

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そこまで抜本的に構想を見直してみる必要があるのではないか。以上に指摘したような問題点は、実際に埋立地上に超高層ビルの1本でも建ててみれば、一目瞭然となろう。いかにそこが使いづらく、そこに通勤するビジネスマンにとって不便であるかがわかるであろう。現在臨海部副都心に魅力を感じている多くの企業も、交通面に危惧の念を抱いていることは事実である。構想を推進していくには、まずこの問題を解決することが先決であろう。東京湾臨海部ではすでに横浜の「みなとみらい21」構想が具体的に動き出しており、また千葉では「幕張新都心計画」も着々と進行している。もしもそこに東京都の臨海部副都心構想が急ピッチで進むと、先行している2つの構想とテナント等が競合し、奪い合いになる可能性すら予想されるところである。




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